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  • 母乳育児がスムーズにいく為のコツ~生まれてすぐ

    妊娠したからだはお産後赤ちゃんにおっぱいをあげる準備もしています。

    なので、他の哺乳動物がそうであるように、ヒトもお産後できるだけ早くに赤ちゃんに

    おっぱいを吸ってもらうことが大切です。

    特に生まれて2時間以内の赤ちゃんはキラキラと輝いた瞳を開けておっぱいを吸う気

    満々です。この時期にゴムの乳首からではなく生の乳首を先にくわえてもらっておくと

    その後のおっぱいへの吸いつきがスムーズになります。

    最初うまく吸いつけなくても、少しずつ、もしくは急に上手に吸いつけるようになります。

    焦らずゆったりとした気持ちで赤ちゃんとの最初の時間を過ごすといいですね。

    この時お母さんにも幸せのホルモンがバンバン出ているので、安心して赤ちゃんと

    過ごせる環境があれば自然とそうなります。

    しばらくすると赤ちゃんが眠りに入ることがほとんどです。おっぱいを早めにあげていると、

    最初の胎便が出るのも早いです。泣いていると思ったらさっそくうんちということもあります。

    それから後は、赤ちゃんが欲しがったらおっぱいをあげて、うんちおしっこを替えての

    繰り返しです。


  • 母乳育児がスムーズにいく為のコツ~生まれて3ケ月くらいまで

    最初のおっぱいはにじむ程度です。おっぱいが出るから吸わせるというよりも、欲しがる

    度に吸わせているとだんだんおっぱいが出るようになる感じです。

    この時期は1日10回以上は普通で、場合によっては20回以上吸ってもらっていることも

    あります。

    基本的には時計とにらめっこするよりも、赤ちゃん自身をよく見ておっぱいをあげてみてください。

    泣いたらおっぱいではなく、赤ちゃんが欲しがるサインを出していたら繰り返し吸わせると

    おっぱいの出もよくなってきます。

    赤ちゃんがおっぱいを欲しがっている時は、泣くまでいかなくても、口をパクパクさせたり、

    着物の袖をなめたりしています。なんとなくそわそわした感じでもあります。

    おむつを替えた後などに、このような感じでしたら、おっぱいを吸わせてあげるといいですね。

    赤ちゃんが吸う刺激が脳に伝わっておっぱいを作ったり出したりするホルモンが出るので、

    生まれてできるだけ早くに回数多くおっぱいを吸わせていくと、おっぱいの出もよくなります。

    ある程度出るようになるまでには、生まれてから4~5日はかかります。

    ゆっくり目の方の場合はそれより2~3日後だったり、1ケ月後半くらいだったりします。

    場合によっては、3ケ月くらいで急によく出るようになる方もいます。

    あきらめず、吸わせ続けることが大切です。

    あと、乳首の含ませ方にもコツがあります。赤ちゃんの舌でしっかり乳首が捉えられ、吸う刺激が

    うまく伝わるように深く含ませることです。

    抱き方も深く含ませる為のコツがあります。

    まず、赤ちゃんの正中の軸をまっすぐな状態で抱くことです。

    つまり、顔と体の向きがちぐはぐではなく同じ方向を向いている状態。

    そして、お母さんと赤ちゃんのお腹がくっつくような形で向き合っている状態です。

    また、含ませた時の唇の形もみてください。内側に巻き込んでいないかです。巻き込んで

    いる場合は、ぺろっと指で出してあげてください。

    乳首の痛みでもうまくくわえているかどうかわかることがあります。

    赤ちゃんに吸われ慣れていない乳首は、最初のうちは引っ張られる感じもあって、

    少し痛いような感じがするかもしれません。

    しかし、乳首を浅く含んでいる場合は、吸っている間ずっと乳首の痛みが強く、

    傷もできやすかったりします。

    深く含ませると、最初のくわえた瞬間だけは痛くても痛みがずっと持続しないことが多い

    ようです。

    浅く含んだまま吸わせ続けると、乳首の傷もひどくなります。深く含ませると、傷があっても

    ひどくならずに徐々によくなっていくことが多いです。

    うまくくわえていないと思った時は深くくわえ直した方が乳首の傷はひどくならずにすみます。

    と、いろいろ書いてみましたが、考え過ぎるとギクシャクするのでまずは壁やクッションを使って

    体勢を整えたら、ひと呼吸して力を抜いてからおっぱいをあげるといいですね。

    赤ちゃんにお話しながらあげると力も抜けやすいです。

    だんだんお母さんと赤ちゃんお互いが慣れてくると自然とリラックスしてできるようになります。

  • 母乳育児の成功を阻むものはいろいろあるけれど、多いのは乳頭混乱

    お母さんと赤ちゃんが一緒に安心していられる環境が整っていて、直接母乳をあげることが

    できれば、大抵はうまくいく母乳育児ですが、残念なことにうまくいかないこともあります。

    その中で、最近よくトラブルのもとになっていると感じることが」あります。

    一つは本物の乳首以外のものを早くから使うことによるトラブルです。

        その中には哺乳瓶の乳首だけではなくて、乳頭保護器も含まれます。

    安易に使用した挙句、直接母乳を吸うことが難しくなり、乳首や乳房自体にもトラブルを

    生じてしまったというケースが多いように感じます。

    母乳育児の勉強をきちんとしている専門家は安易には使わない道具です。

    自分がケアを受ける時に試しにこう訊いていみてください。

    「乳頭混乱という言葉を聞いたことがありますが、それってどんなことですか?」

    それにきちんと答えられなかったり、知っていながら大したことではないという反応でしたら、

    ちょっと要注意です。母乳育児の専門家としては、、、。

    退院後で早めに切り替えられれば、大丈夫なこともあるので、母乳育児がよくわかっている

    専門家に早めに相談するのがよいと思います。

    母乳育児全般について、確かでかつわかりやすい情報源としては、

    日本ラクテーションコンサルタント協会のHPの母乳育児Q&A、お母さん向けの情報を

    見ることをお勧めします。    

    産後は目を使うことは極力避けて欲しいので、妊娠中に目を通すか、産後は家族に代わりに

    読んでもらうかしてくださいね。


              日本ラクテーションコンサルタント協会HP http://jalc-net.jp/

    

  • 赤ちゃんの泣きについて

    赤ちゃんはいろいろな理由で泣きます。おっぱいが欲しい、おむつを替えて欲しい、

    痛かったりかゆかったりするからどうにかして欲しいというような具体的な欲求ではなく、

    ただ眠いとか、場合によってはお母さんの気持ちを察して泣いたりすることもあります。

    何かすぐにして欲しいというようなことでなければ、泣くことで気持ちを整えようとしていることも

    あるので、何がなんでも泣き止ませようとがんばらなくても、抱っこして受けとめてあげるだけで

    よいことも多いです。

    ただし、お母さんの気持ち的に泣きを受けとめるのが苦しいと感じる場合は、がんばり過ぎずに

    誰かに助けを求めた方がよいと思います。

    家族やお友達や助産師などの支援者に、まずは自分の気持ちを伝えてみてください。

    とはいえ、現代の大人たちは子どもの泣きに対する耐性が少なくなっているように

    思えるので、下手をすると「母親なんだからがんばれ!!!(自分はできないけど)」という

    ような反応が返ってくることもあるかもしれません。    

    母親にだけに耐えろというのはおかしな話ですよね。母性神話はまだまだ根深いんだと

    感じます。

    子育ては母親だけがするものではないです。

    しかし、出産後数か月の母と子の一体感が強く、親密な関わりが必要な時期です。

    なので、簡単に母子を離すのは得策とは言えないと思います。

    どうしたらお母さんがが安心して子どもと向き合えるかを考えた支援を受けたいですよね。

    お母さん自身が安心していられる環境がまず必要で、周囲が赤ちゃんとお母さんを一まとめで支

    える気持ちが大切だと思います。

    せめて母親の周囲の人たちが不安の原因にならないようにしたいものです。

    少なくとも、母性愛の有無を周囲が評価することなど、全く無意味どころか、害があり過ぎます。

    そして、おおらかに泣きを受けとめられない環境も安心できる環境ではないと思います。

    そのような環境は赤ちゃんにとっても生きにくい環境だと感じます。

    実は、泣きに対して抑圧的な環境は大人にとっても生きにくい環境なのではないかと

    思います。大人も素直に泣けないと苦しいはず。

    まずは、大人自身が自分の泣きも含めて、泣きに対しておおらかになること

    から始める必要があるのではないかと思います。

    赤ちゃんの泣きに対して戸惑ったり辛くなったりするのは普通のことで、お母さんの

    せいではないということをこころに留めておいてくださいね。


    もうひとつ、赤ちゃんの泣きについてですが、

    意外に思われるかもしれませんが、赤ちゃんはうんちやおしっこをしてから泣くのではなく、

    する前に泣くことも多いです。このタイミングをうまく使うとおむつを汚す前におまるで用足し

    なんてこともできたりします。そうこうしている内に泣きではないサインを送ってくれるように

    なったりします。赤ちゃんってやっぱりすごい!!!



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